せとうちパレット

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2020.06.05

  • cruise
  • creation

STU48メンバーが行く、
「SEA SPICA(シー スピカ)」
造船レポートVol.4
STU48メンバーがロゴを塗りました!

2020年、瀬戸内の島めぐり観光に特化した専用高速クルーザー「SEA SPICA(シー スピカ)」が誕生します。「瀬戸内」エリアを本拠地とし、「1つの海、7つの県」を中心に活動する広域アイドルグループ「STU48(エスティーユー フォーティーエイト)」が公式アンバサダーとして、同じく瀬戸内の海を駆け巡る「SEA SPICA(シー スピカ)」の就航までの様子をお届けする、造船レポートの第4弾です。

2020年夏に誕生!
観光型高速クルーザー「SEA SPICA(シー スピカ)」

「JR西日本グループ」と「瀬戸内海汽船グループ」が開発する観光型高速クルーザー「SEA SPICA」の建造の様子をレポートする企画の第4弾。前回までアルミニウムの銀色に輝いていた船体を塗装する工程が進んでいます。
「SEA SPICA」公式アンバサダーを務めるSTU48から、今回は甲斐心愛(かい・ここあ)さんと薮下 楓(やぶした・ふう)さんがレポートします!

今日は「SEA SPICA」のロゴを塗装します!

「SEA SPICA」の建造が進められている造船所『瀬戸内クラフト株式会社』のヤードを訪れると、足場がかけられた「SEA SPICA」は塗装工程の真っ最中。銀色だった大きな船体は白と赤のツートーンカラーになり、そして船首には円に三つ星が象られたエンブレムが金色に輝いています。

さすがアルミ船舶、ロゴもアルミ製です。レーザーカッターで切断された立体的なロゴが目立ちます。
よく見ると、SEA SPICAの最後の“A”が塗り残されていますね。実は、今日はSTU48メンバーが“A”の塗装にチャレンジします!

その前に、船舶用塗料についてお勉強

塗装の前に、船の塗装について教えていただきました。
「SEA SPICA」の船体は最終的に濃いネイビーとゴールドになる予定ですが、塗装とはデザインのために塗るもの?
その質問に、工務課長の池内さんが丁寧に答えてくれました。
「はい、デザイン性や質感を高めることも塗装の目的ですが、それだけではありません。金属でできた船体を保護するというとても大きな役割があるのです」。
なるほど……って、確かアルミ船はサビに強いのではなかったでしょうか?

池内さん「いえ、鉄のような錆びかたはしませんが、『電食』といって海水にあたると電気的な作用で腐食するんです。表面が白くなって、放っておけばだんだんボロボロになっていき、ついには穴があきます」。
なるほど、万能なアルミ船とそれを補う塗装の組み合わせになっているのですね。
池内さんによると、通常のペンキは海水と同様にアルミの電食を起こすものがあるので、アルミ船には電食を起こさないアルミ専用の塗料を必ず使っているそうです。

船底塗料は……水に溶ける!?

「SEA SPICA」の船底の塗料についても説明していただきました。
「船の塗料には2種類あります。ひとつは喫水線より下、つまり海水に浸かる部分に塗られる『船底塗料』。もう一つはそれより上部の船体に塗られる塗料です」。
ということは、船の上と下で違う塗料が使われているということですか?

「そうです。まずは船底塗料のほうを説明しますね。船の海水に浸かっている部分にはカキやフジツボといった貝類や海藻類が付いていたりしますよね。それらが水の抵抗になって船の速力が落ちたり、燃費が悪くなったりすることがあるんです。船底塗料はそれを防ぐもの。簡単にいうと塗料表面から分解されることで常にキレイな状態を保つんです」。
知らなかった! 速力を維持するため溶ける塗料があるなんて……!

今の赤銅色はサーフェイサーと呼ばれる中塗り。この下にプライマーという下塗りが施されています。最終的には黒色の船底塗料で仕上げられ、合計3層になります。
「一方、上部構造のほうは初めに説明したような腐食を防ぐと共に美観に配慮した塗装を使います。こちらは下塗りと仕上げの2層です」。
なるほど、ありがとうございました!

STU48の2人がロゴを塗装しました!

はい、それでは今日のメインイベント、船名部分の“A”の塗装をSTU48メンバーのお二人に塗ってもらいます。
さあ、薮下さんから挑戦します。薮下さんは左利きで、小さい時から図工や絵が大好きだそうです。いよいよスタート!

ゆっくりと丁寧に塗っていきますね。

はい、半分終了しました!

つづいて甲斐さん。ちょっと緊張していますが……

塗り始めると勢いよく筆を進めています。

無事に完成して笑顔の甲斐さん。

今日のレポートはこれで終了! STU48のお二人も笑顔いっぱいです。
薮下さん「塗料を塗るのなんて初めてで! 船の名前のところってすごく大事なところじゃないですか(笑)。 私みたいな素人がやっていいの?と思いましたけど、はみ出しに気をつけて上手く塗れました!」
甲斐さん「貴重な機会をくださってとても楽しかったです! 実際に私たちが塗った船がお客さんを乗せて走るんですよね。就航したらぜひ乗りたいです。待ち遠しい!」

さて、次回はいよいよ「SEA SPICA」が海に浮かびます。つまり、進水式!
その様子を詳しくレポートしますので、お楽しみに!


船舶名称
「SEA SPICA(シー スピカ)」

SPICA(スピカ)は、おとめ座で最も明るい恒星。春の夜に青白く輝き、夜空に春の大曲線を形成する一等星のひとつです。日本では真珠星と呼ばれています。瀬戸内の青い海の上、美しい輝きを放ちながら人を自由で開放的な旅に誘う船。それが瀬⼾内観光型⾼速クルーザーです。

SEA SPICA(シー スピカ)についてくわしくはこちら

INFORMATION

◆SEA SPICA(シー スピカ)

航路名称
瀬戸内しまたびライン(Setouchi Shimatabi Line)
運航エリア
広島港(宇品)と三原港を結ぶ、とびしま海道・しまなみ海道エリア
運航
瀬戸内シーライン株式会社(瀬戸内海汽船グループ)
船舶所有者
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)及び株式会社瀬戸内島たびコーポレーション
造船所
瀬戸内クラフト株式会社

「SEA SPICA(シー スピカ)」は、国民に海や船の楽しさを伝え、海を盛り上げるために、国土交通省や海事関係事業者がすすめる「C to Seaプロジェクト」にせとうちエリアから貢献していきます。

国土交通省「海ココ」

中国運輸局が"瀬戸内"で実施しているC to Seaプロジェクトはこちら

中国運輸局HP(C to Sea中国地方)

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※写真はすべてイメージです。

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